更新日:2017年3月25日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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予製剤を作って置くと減額?


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予製の計量混合加算

2種類以上の軟膏を混ぜて調剤すると、計量混合加算を算定できます。

計量混合加算について

2種以上の薬剤(液剤、散剤若しくは顆粒剤又は軟・硬膏剤に限る。)を計量し、かつ、混合して、内服薬若しくは屯服薬又は外用薬を調剤した場合は、所定点数に、1調剤につきそれぞれ次の点数(予製剤による場合はそれぞれ次に掲げる点数の100分の20に相当する点数)を加算する。

ただし、自家製剤加算のある場合又は当該薬剤が自家製剤加算のただし書に規定する別に厚生労働大臣が定める薬剤である場合は、この限りでない。

括弧内は予製の点数。
•イ 液剤・・・・・35点(7点)
•ロ 散剤又は顆粒剤・・・・・45点(9点)
•ハ 軟・硬膏剤・・・・・80点(16点)

軟膏の場合は、80点。つまり800円。
混ぜるだけで800円ってのは一般的な感覚からしたら高額ですね。
まあそれは置いておいて。

問題は予製剤の点数160円。
患者さんを待たせないようにあらかじめ準備しておくと800円が160円になってしまう。は?
コレってかなり大きいですよね。皮膚科の門前ならかなり。

こんな減額されるんだったら、予製剤なんて作らないほうが良いとなります。
しかも予製剤を使っているか使っていないかなんて、レセプトではわかりません。ごまかして通常の点数で算定している薬局もあるでしょう。
個別指導では、同じ軟膏ミックスが続けて処方されている患者においては、予製剤の点数で算定すべきという指導もされるようですが。

わかりにくい点数設定は無くして、統一するのが良いと思います。
でも、統一するとしたら低い方になっちゃうんだけどね。

10グラム混ぜても1キロ混ぜても手間賃は同じ?

計量混合加算は「1調剤につき」ということなので、ロコイド5g+白ワセ5gを混ぜようが、デルモベート200g+オキサロール200gを混ぜようが、手間賃は同じ、ということになります。

ロコイド5g+白ワセ5gなんてチャチャっと3分で出来ます。

うちには乾癬の患者さんもたまに来ますが、デルモベート軟膏200g+オキサロール軟膏200gという患者さんもいます。
これが大変。
よく混ぜる軟膏はボトル容器で用意して、チューブから絞り出す手間を省くようにしていますが、このデルモベート軟膏とオキサロール軟膏、両方ともチューブ入りしか無い(汗)。

最近は、なんこう練太郎的な軟膏ミキサーを用意している薬局もあり、混ぜる手間は省けるかと思いますが、個人的には混ぜること自体はさほど苦にしない。
チューブから絞り出す作業、これがキツイ。

10gチューブからきちんと10gを絞り出すことなんて不可能に近いですが、極限まで近づけられるよう指先に力と愛をこめて絞り出し、指がイテー。

デルモベート軟膏は30gチューブがあるので、これを7本、オキサロール軟膏は10gチューブしかないので、これを20本絞り出す作業。
混ぜる時間も合わせて30分くらいかかってしまう。

一人の薬剤師がこの作業にかかりっきりになってしまうので、てんやわんやの状態です。
ボリュームのある一包化と軟膏の混ぜ、をどう乗り切るかが、人数の少ない薬局における課題。

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コメント

  1. 100円均一にあるチューブホルダーなどはいかがでしょう?くるくると膜だけで中身が出てきてくれそうな気がします。サイズがいまいちですかね?
    処方箋書くだけだと、どの製剤が瓶があって、どの製剤がチューブしかないかなんて気にしたことがないので、今後気をつけようと思いますー

    なんちゃって小児科医:2017/3/27

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