更新日:2017年3月22日.全記事数:3,079件

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妊婦はタバコを吸っちゃダメ?


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妊婦と喫煙

妊婦はタバコを吸っちゃダメですね。
なぜ吸ってはいけないのか。

タバコのパッケージには以下のような警告文が書かれています。

「妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因の一つとなります。疫学的な推計によると、たばこを吸う妊婦は、吸わない妊婦に比べ、低出生体重の危険性が約2倍、早産の危険性が約3倍高くなります。」

タバコの煙には、ニコチン、一酸化炭素、シアン化合物、ベンツピレンなどのさまざまな化学物質が4000種類以上も含まれており、なかには有害なものや発がん性のわかっているものも含まれています。

喫煙による弊害では、一酸化炭素による組織低酸素状態と、ニコチンによるアドレナリン分泌促進に伴う、子宮および胎盤の血管収縮作用が代表的な問題です。

そのほかにも、妊娠中の喫煙が児のアレルギー疾患の発症に関与するといった報告や、両親が喫煙すると乳幼児突然死症候群のリスクが非喫煙時に比べて約5倍になるといった報告もあります。

妊娠中の喫煙により、子宮内胎児発育遅延が起こり、出生時体重の減少につながり、その発生率は1日の喫煙本数に比例するといわれています。

他にも、喫煙妊婦では、早期胎盤剥離、前置胎盤、自然流産、死産、早産、早期破水、羊膜炎の比率が高いなど、胎児に対して悪影響を及ぼすさまざまな報告があります。

喫煙と先天性疾患

妊娠早期の喫煙は、赤ちゃんの心臓に先天異常が生じる危険性を20%以上高めるとの調査結果を米疾病対策センター(CDC)が発表しました。
CDCは、米国で1980年代に生まれた6千人の子供と、母親の喫煙の関係を解析。それによると、妊娠の最初の3カ月で喫煙していると、心臓の右心室から肺への血液の流れが滞る病気と、心臓の壁に穴がある心房中隔欠損症のリスクが20~70%高まることが分かった。これらの病気は毎年、出生異常による乳児死亡の原因の30%を占めている。

妊娠の最初の3か月だと、妊娠に気づかずに喫煙してるケースもあるでしょう。
若い女性はとくに喫煙を避けるべきです。

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