更新日:2017年3月13日.全記事数:3,104件.

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硝酸薬貼付剤は胸に貼っちゃダメ?


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硝酸薬貼付剤とAED

ミニトロテープの患者向け説明書の「貼る場所に関する注意」に、以下のように書かれていたのに初めて気づいた。

※注意:本剤を胸部に貼る場合には、AEDの電極パッドの妨げにならないよう注意してください。

AEDのパッドの貼付部位は、「右鎖骨すぐ下」と「左脇下の肋骨最下部」の位置の2箇所になります。

私の認識ではニトロダームTTSのように支持体にアルミが含有されている製品であれば、火傷・発火などの危険性があるため外して処置したほうがいい、という認識だった。それはMRIの場合だったのかな。
でも、AEDの説明では、服も脱がして、胸毛もはがす、ということで、薄い布でも通電しないので、AEDパッド貼付部位の貼付剤ははがす必要があるようだ。

またAEDを使う人は医療従事者ではない可能性が高いので、支持体にアルミが入っているかどうかとかもわからないだろうし、心臓の上に貼り薬が貼ってあったら剥がしていいのかどうかもためらうだろうし、初めから「AEDパッドを貼り付ける場所には貼付しない」としておいたほうが有効なのだろう。

日本循環器学会は、2005年10月に「硝酸薬貼付剤の貼付場所に関する提言」を発表し、「心臓病患者への硝酸薬貼付剤は前胸部を避けて貼ることが望ましい」と提言するとともに製薬会社には添付文書への加筆を、医療関係者には患者指導を求めた。

私の認識では、心臓の貼り薬は8割方の患者が胸に近い部位、前胸部に貼っていると思われる。
痛み止めの貼り薬じゃないけど、「胸が痛いんだから胸に貼る」という人は多い。

患者向け説明書でも、「本剤を胸部、腰部、上腕部のいずれかに貼ってください。」と書かれている。
胸部に貼ってもいいけれど、AEDパッドを貼る位置は避けて、ということなのか。

明日から、硝酸薬貼付剤は上腕か背中に貼るように指導しようかな。

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