2018年10月23日更新.3,351記事.5,706,842文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
HbA1c

HbA1cとは、ヘモグロビン(Hb)にグルコースが結合した糖化ヘモグロビン(グリコヘモグロビン)のことである。
長期間(約2か月)の平均血糖値を反映する検査である。
HbA1cの値と糖尿病合併症頻度はよく相関し、HbA1c7.0以上では、細小血管障害の頻度が増加する。

糖尿病の検査で、血糖値のほかに「Hb(ヘモグロビン)A1C」という検査値も調べます。

HbA1Cはブドウ糖が非酵素的に結合したもので、その含有量は血糖値に比例し、正常では総ヘモグロビンの6%以下を占めますが、高血糖が持続するとその割合が増加します。
赤血球の寿命が約120日であることから、HbA1Cは少なくとも過去1~2ヶ月の平均血糖値を反映し、糖尿病の経過を評価するよい指標になります。

ヘモグロビンA1c(HbA1c:糖化ヘモグロビン)は、赤血球中の主要蛋白質であるヘモグロビンのβ鎖のN末端アミノ酸であるバリンに、グルコースがシッフ塩基結合したものです。
この結合は初期段階は可逆的ですが、高血糖状態が持続するとアマドリ転位反応を経て安定な糖化ヘモグロビン(HbA1c)となります。
したがって、HbA1cの量(割合)は、平均血糖値を反映したものとなります。
ヒト赤血球の平均寿命は120日ですが、経験的に、おおむね過去1~2カ月の血糖レベルを知ることができます。

HbA1cはあくまで血糖値の平均を反映したものであり、HbA1cが正常であっても高血糖と低血糖と繰り返している例があるため、注意が必要である。