2018年10月23日更新.3,351記事.5,706,842文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症とは、腸骨動脈から膝窩動脈以下の下肢動脈に、動脈硬化性変化による狭窄または閉塞が起こり、下肢に虚血が生じた病態である。
わが国では、arteriosclerosis obliterans(ASO)と呼称されることが多いが、欧米では、peripheral artery disease(PAD)の名称が一般的である。

欧米の複数の疫学研究で報告された総有病率は3~10%であり、70歳では15~20%とされている。
高齢者、男性に多い。
閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化性疾患であるため、動脈硬化の危険因子がその原因となりうる。
若年層では男性、加齢、喫煙、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常、慢性腎不全などが閉塞性動脈硬化症の発症および進行の危険因子と知られている。
下肢動脈の狭窄・閉塞により、違和感、冷感、歩行時の筋肉のこわばり、だるさ、痛みが出現する。
虚血が高度になれば、安静時の疼痛や組織の壊死が生じる。