2018年10月23日更新.3,351記事.5,706,842文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
末梢性筋弛緩薬

筋小胞体からのCaイオン遊離を抑制し筋弛緩作用を示すダントリウムがある。
痙性麻痺に対し、強い作用を有するので症状の強いときに漸増法で用いられる。
その他、全身こむら返り症、麻酔時における悪性高熱症、悪性症候群に使用される。
著しい心配機能低下、筋無力症状、肝疾患のある患者では禁忌である。

末梢性筋弛緩薬は、脱分極性筋弛緩薬と非脱分極性筋弛緩薬に分類される。
脱分極性・非脱分極性筋弛緩薬はともに、主として全身麻酔に際して、気管挿管時や手術中の筋弛緩を得るために投与される。

末梢性筋弛緩薬は、外来などで処方される中枢性筋弛緩薬とは全く異なるもので、神経筋接合部に作用し、体動はもちろん、呼吸すらできなくなるほどに骨格筋を弛緩させる薬剤である。

主として全身麻酔下に手術を行う際に投与されるが、精神神経科領域での電気痙攣療法の際に使用されることもある。

精神神経科領域での電気痙攣療法に際して、体動を抑制するために使用されたり、集中治療において、患者をあえて人工呼吸に順応させるために使用されたりすることもある。