2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
偽膜性大腸炎

クロストリジウム・ディフィシル(clostridium difficile;C. difficile)は芽胞を有する嫌気性のグラム陽性桿菌で、2種類の外毒素(C. difficileトキシンAおよびC. difficileトキシンB)を産生し、これらの毒素産生株が腸内で増殖することで感染症(C. difficile感染症;CDI)を引き起こす。クロストリジウム・ディフィシル感染症の主要な発症要因は、高齢患者、背景疾患の重症度、長期入院などで抗菌薬の投与による正常な腸内細菌叢の乱れによる、クロストリジウム・ディフィシルの定着である。主な症状は、下痢、発熱、腹痛などがあり、偽膜性大腸炎、巨大結腸症を引き起こすこともある。また、場合によっては死に至る危険性も報告されている。CDIは再発しやすい疾患であり、特にクロストリジウム・ディフィシル感染症既往歴のある患者、高齢者、免疫不全患者、重症のクロストリジウム・ディフィシル感染症患者では再発リスクが高い。