2018年12月10日更新.3,339記事.5,761,897文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
乾癬

乾癬は、慢性に経過する炎症性角化性皮膚疾患である。
さまざまな治療が行われているが、現在根治的な治療法はない。
表皮内に好中球が浸潤し、微小膿瘍を形成する。

乾癬は、銀白色で厚い鱗屑を伴う紅色局面を特徴とする慢性炎症性角化症です。乾癬は炎症角化症に分類される皮膚疾患であり、皮膚の炎症反応の亢進と表皮の代謝異常が特徴である。

毛細血管の拡張により皮膚が赤みを帯び、表皮が通常の10倍以上の速度で代謝され、過剰生産された皮膚が鱗屑としてフケのように剥がれ落ちる。
病変は肘や膝、腹部、腰臀部、被髪頭部など外的刺激を受けやすい部位に好発し、ときに掻痒を伴います。
原因は明らかでなく、遺伝的素因のほかにストレス、気候、喫煙、アルコール摂取、食生活などの外的因子や、糖尿病、脂質異常症、肥満などが関連するとされる。免疫系の異常により表皮・真皮の炎症と表皮角化細胞の過剰増殖が生じると考えられています。

原因は不明であるが、何らかの遺伝的素因を背景に、免疫系の異常が重なって発症してくると考えられている。
乾癬は皮膚症状が主体でほかの臓器を侵すことは少なく生命予後もよいが、皮膚だけでなく、関節、眼などに合併症を生じる重篤なタイプもある。
一方で皮膚症状のみの症例でも、日常生活つ、社会生活のうえでは大きな制約を伴っている。

30〜40歳を境にして若年発症(Ⅰ型)と高年発症(Ⅱ型)の2群に大別される。
新生児から乳児期に発症する例もある。
男女比は1.9:1で男性に多く、発症頻度は報告により多少の差はあるが、わが国では0.025〜0.1%と報告されている。
欧米での発症頻度(2〜3%)に比べると、わが国の発症頻度は明らかに低い。

乾癬は尋常性乾癬、滴状乾癬、感染性紅皮症、膿疱性乾癬、関節症性乾癬の5種類に分類され、そのうち尋常性乾癬が約90%を占めるといわれる。
さらに、尋常性乾癬患者の約60%に、手足の爪の表面の白濁、肥厚、点状や線状の凹みなどの爪症状が見られるとされている。
皮膚の乾癬に特有の紅斑、鱗屑などがないため、一見しただけでは乾癬と判断しにくく、爪白癬(水虫)と勘違いする患者も少なくない。