2018年12月10日更新.3,339記事.5,761,897文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
中枢性抗コリン薬

レボドパ出現以前にはパーキンソン病(及び症候群)の薬物療法の中心であったが、レボドパとドパミン受容体作用薬の登場後は、主に併用薬として使用される。
筋固縮と振戦に対する効果が高いが、無動、寡動に対する効果は劣る。

パーキンソン病の初期・軽症例や振戦の強い例では第1選択薬として使うことができる。
症状が進行し、無動が強まればレボドパ製剤を併用する。

高齢者には使用を避ける。
記憶障害や幻覚、せん妄が出現しやすい。

パーキンソン病以外の種々のパーキンソン症候群には、レボドパより有効なことがある。
作用機序は大脳基底核線条体のコリン作動ニューロンの抑制である。
黒質線条体のドパミン作動ニューロンの機能低下によって生じた、コリン作動系ニューロンの相対的機能亢進状態を抑制することにより、ドパミン系とコリン系のバランスを回復させる。