2018年10月23日更新.3,351記事.5,706,842文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
不眠症

不眠症は睡眠障害の代表的な病態であり、「適切な睡眠環境下において、睡眠の質や維持に関する訴えがあり、これに基づいて日中の機能障害が認められる」と定義されている。
不眠を訴える人は多く、わが国における成人の20~25%が睡眠に何らかの問題を抱えている。
特に60歳以上の高齢者では約30%に不眠の訴えがある。

不眠症の原因には、臨床症状として、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒および熟眠障害の4つのタイプがあり、その持続期間によって一過性不眠(数日間)、短期不眠(1~3週間)および長期不眠(1か月以上)に大別される。

治療に当たっては病態の正確な把握と診断に基づき、非薬物治療(睡眠衛生指導、高照度療法、認知行動療法など)と薬物治療を組み合わせて行う必要がある。

入眠障害:就寝後、入眠するまでの時間が延長して、寝つきが悪くなる状態。
中途覚醒:いったん入眠後、翌朝起床するまでの間に何度も目が覚める状態。
早朝覚醒:本人が望む時刻、あるいは通常の起床時刻の2時間以上前に覚醒してしまい、その後、再入眠できない状態。
熟眠障害:睡眠時間は十分であるにもかかわらず深く眠った感覚が得られない状態。