2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
ホスホマイシン系抗菌薬

細胞壁合成阻害薬の一つであるが、細胞壁合成の初期段階を阻害するためβラクタム系薬との交差耐性はみられない。

本剤の特徴として、低分子量、体内で安定、ヒト血清蛋白への結合率が低い、分布容積(Vd)が大きいなどがあり、特に抗原性が低いことにより薬剤アレルギーなどの副作用発現の頻度が低いことが重要である。

MRSAに対してCMZやCTMなどのβラクタム系薬との併用療法の有効性に加え、アミノグリコシド系薬、シスプラチンなどの腎毒性薬物に対する腎障害軽減作用も報告されている。
単純性膀胱炎に対する有効性に加え、腸管出血性大腸菌感染症に対する効果も報告されている。