2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
フィブラストスプレー

トラフェルミンは、血管内皮細胞や線維芽細胞などに存在する線維芽細胞増殖因子(FGF)受容体に特異的に結合し、血管新生作用や肉芽形成促進作用などを示す。
褥瘡や皮膚潰瘍に使用され、上皮化を早める、肥厚性瘢痕を抑制するなどの作用が期待できるが、同薬の適応は「熱傷潰瘍」であり、潰瘍がみられない熱傷にはほかの治療法を考慮する必要がある。
bFGF製剤については、受傷早期からの使用において高い有用性が報告されているが、同薬だけでは湿潤環境が得られない。
そのため、重層する外用薬や皮膚欠損用創傷被覆材の併用が必要となる。
ガイドラインにおいても、創傷被覆材をⅡ度熱傷に用いてよいとされている。
1日1回、患部にトラフェルミンを噴霧後、30秒ほど待った後に軟膏を塗布し、創傷被覆材を貼付する。