2018年12月10日更新.3,339記事.5,761,897文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
ノイラミニダーゼ阻害薬

ノイラミニダーゼ阻害薬は細胞膜表面にあるノイラミニダーゼ(NA)を阻害する抗ウイルス薬の総称である。
体内でのインフルエンザウイルスの増殖過程において、感染細胞表面からのインフルエンザウイルスの放出に必要なノイラミニダーゼを抑制することでインフルエンザウイルスを細胞内に閉じ込める。

インフルエンザウイルスの増殖には、ウイルス表面にあるヘマグルチニンとノイラミニダーゼと呼ばれる突起状の糖蛋白が関係しています。

ヘマグルチニンは、ウイルスが細胞内に侵入するときに働きます。
ノイラミニダーゼは、ウイルスが細胞外に放出されるときに働きます。

リレンザやタミフルはノイラミニダーゼに結合して、その働きを阻害することによって、ウイルスの増殖を抑えます。

しかし、ノイラミニダーゼを持たないC型インフルエンザには無効である。
M2蛋白阻害薬(アマンタジンなど)はA型インフルエンザのみ有効である。
これに対しザナミビル(商品名:リレンザ)、オセルタミビル(商品名:タミフル)などはA型/B型インフルエンザの双方に有効である。