2018年10月23日更新.3,351記事.5,706,842文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
クローン病(CD)

消化管の慢性炎症性疾患の1つ。
遺伝的素因に環境因子が関与し、腸管免疫の過剰応答が生じて、発症、増悪すると考えられているが、本質的な病因は明らかになっていない。
口腔から肛門まで消化管のどの部分にも病変を生じ得るが、小腸、大腸(特に回盲部)、肛門周囲に好発する。
好発年齢は10代後半から20代で、男女比は2対1。腹痛、下痢、血便、発熱、肛門周囲症状、体重減少などの症状を呈し、寛解と再燃を繰り返して持続するため、QOLが低下し、社会生活が損なわれることも少なくない。
厚生労働省の定める指定難病の1つ。
現時点では根治療法はなく、治療目標は、炎症反応の抑制、組織の治癒、症状の軽減とされる。

・病変は口腔から肛門までの全消化管に及ぶ(小腸から大腸〔特に回腸末端部〕、肛門周囲に好発)
・非連続性の病変(縦走潰瘍、敷石像など)
・消化管壁全層に及ぶ炎症
・栄養障害に陥りやすい
・再燃を繰り返す経過中に狭窄や瘻孔*4、腸閉塞などの腸管合併症をきたす
・主病変(縦走潰瘍、敷石像、狭窄)の存在部位により、大きく〔小腸型〕、〔大腸型〕、〔小腸大腸型〕に分類される