2018年12月18日更新.3,342記事.5,770,694文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
アスピリン喘息

アスピリン喘息は、主にシクロオキシゲナーゼ1(COX1)阻害作用を持つ非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)により、強い気道症状を呈する非アレルギー性の過敏症である。
同症は、成人で気管支喘息を発症後、NSAIDsへの過敏性を獲得することが多い。
成人喘息の5~10%を占めるとされるが、小児ではまれである。
大半は20~40代発症し、重症喘息である場合が多い。

アスピリン喘息の患者がNSAIDsを使用すると、通常1時間以内に、鼻閉・鼻汁などの上気道症状や強い喘息発作が出現する。
顔面紅潮や結膜充血、腹痛や嘔気、下痢などの消化器症状を伴うこともある。
剤形別にみると、注射薬≒坐薬>内服薬>貼付薬≒塗布薬の順に症状が早く出現し、重篤な傾向にある。点眼薬も原因となり得る。