2018年10月23日更新.3,351記事.5,706,842文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
アイピーディ

Th2サイトカインであるIL-4、IL-5の産生を抑制し、IgE、好酸球を減少させる。。
アレルギーの病態に深くかかわっているIgE産生と好酸球はそれぞれTh2サイトカインであるIL-4とIL-5によって活性化される。

Th2サイトカイン阻害薬であるトシル酸スプラタストは、これらサイトカインのT細胞からの産生を抑制することで抗アレルギー作用を発揮する。
Th2サイトカイン阻害薬はアイピーディ(トシル酸スプラタスト)のみである。

ヘルパーT細胞からのIL-4及びIL-5の産生抑制に基づく、IgE抗体産生抑制作用、好酸球浸潤抑制作用等により、更にケミカルメディエーター遊離抑制作用も加わり、抗アレルギー作用が発揮される。

乳幼児喘息の軽症持続型に対しては単独での使用も可能であるが、とくに血清IgE値が高い例やアトピー性皮膚炎合併例で効果が高いようである。

また、アトピー性皮膚炎乳幼児への投与による喘息への進展予防効果や、成人ではあるが吸入ステロイドとの併用によるステロイド減量効果も報告されている。

ドライシロップの適応疾患は喘息だけであるが、成人ではアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎も適応疾患となっている。